エアブラシ塗装では極論コンプレッサーとハンドピースがあればできてしまう。が、その他にあれば便利そう(そして安全)という観点でいくつか道具を取り入れて環境を作っている。
防毒マスクと塗装ブースはなんだかんだあったほうがとりあえず安心安全。とくに生活環境で模型専用部屋を作れないならそ気を使った方が将来的なリスク低減となりそう。
エアブラシ塗装の周辺環境を整える道具
塗装ブースは作業時の排気と周辺環境へのシンナーやミストの排出に。防毒マスクは吸い込み防止。
ないよりはあったほうが良い。あえて不要と理屈を探す必要もないので、余裕があれば揃えるのがおススメ。
塗装ブースは排気機能のある製品を選びたい。
注意点として、マスクには防塵と防毒で明確に用途ごとにフィルターが決まっている。防塵フィルターでは当然溶剤環境に不適だし、防毒フィルタは防毒フィルターで吹き付け作業に不適合と但し書きされている事もある。
模型でのエアブラシ塗装の場合は”防塵防毒”フィルターを選択した方が良いだろう。
防毒フィルターに防塵フィルターを噛ましたり覆わせる方式も多い印象。
いずれにせよ作業後は換気を行うべきだと感じる。塗装後の部品の乾燥にともなう気化物質を考えれば乾燥中は乾燥中でなんらかの手当を考えたい所だ。 加熱機能が無くてもゆるく排気できる埃を入れない乾燥ブース等あるなら良さそう……?
防毒マスク――3M 防毒マスク 半面形面体 6000

SNSで話題になっていたトピック。無くても良いかもしれない。
その場合は保護フィルター無しで溶剤揮発や塗料ミスト環境に身を置くことになります。
ただ、マスクを付けているとほんとうにシンナー臭気を感じなくなるので、効果は直ぐ実感できるので割と購入した時の満足感は直ぐに感じられると思います。
匂い対策で水性系やエマルジョン塗料を使用しているなら、ラッカー塗料の選択肢も増やせるかも。水性ホビーにも有機溶剤は混じっているし、ツールクリーナー系も溶剤臭はそれなりにあるので。
注意点として”防毒”と”防塵”はいうなれば別のステータス要素。購入する場合はきちんと両用のものを用意するべし。
機種選定においてはなんとなくカッコ良さそうな、という理由。左右に吸収缶(フィルタ)を取り付けるタイプとして、
”3M 防毒マスク 半面形面体 6000” を選択。
ホームセンターでも似たような製品は見かけるが、このようなマスクの本質はフィルター。フィルタが対応している用途か注意する必要がある。アマゾンでは事業者向けの製品で一般には販売していない、として警告チェックボックスが出てて来てビビらせにくる。気にせずチェックして買えばいい。
フィルタは3M吸収缶デュアルタイプ6001とそれに対応するろ過材5911Nをリテイナーでセット。
吸収缶6001が有機ガス、ろ過材5911Nが粉塵や塗料のミストを防ぐ役割らしい。
プラモデルにおいてはシンナーの気化ガスとブラシから出る塗料ミストやプラモデルのヤスリカスがそれぞれ対応するものになるが、6001だけでも足りそうな気配もないではない。
60921-L3という防塵防毒フィルタも取り付け可能な製品としてある。
やや高価。性能は石綿の除去作業に耐えられ、法令規制に対応しているレベルだそう。プラモに持ち出すと魚を裁くのに牛刀を持ち出す感じになりそう。スペック厨なので欲しくなる。
使用後はタッパーやジップロックでフィルタは別個保存しておくと良いらしい。
塗装ブース――互換ブース

塗装ブースは排気機能の無い物を使用していたこともある。
が、一回でも排気機能のある製品を使えばその必要性と効果が絶大だとわからせられるのだ。排気機能付きの製品を買いましょう。うるさいコンプレッサーを使っているなら排気ブースの騒音も大した問題ではないし、どうせ排気ブースの騒音が大きいと思えば大型の高出力コンプレッサーを買っても良いと割り切れる。
現在は互換ブースを使用中。
互換ブースの本家はネロブースと呼ばれる製品だと思う。ブースの構造が特徴となっている。
ネロブースとシロッコファン

ネロブースの特徴はブースにある仕切り板で整流して吸わせる仕組みであり、塗装した吹き出し空気が板に当たって上下にある吸気口へ逃げることでブースより作業者側への吹き替えしを抑えているらしい。
ネロブース同系の製品としてはネロブースや互換ブースをはじめとしてニトロブースの他にも36ブース等も販売されているし、フリマ系サイトや通販サイトでもDIY系の同系製品が出回っている様子が散見できる。 基本構造は有名になってしまっている事からファンの性能に差はありつつも形が同じなら大体は同じぐらいの排気性能はありそう。
また、ネロブースのようにシロッコファンを採用している製品は静穏性も高い。静穏性は意外と重要な要素だが、コンプレッサーの音とも兼ね合いになりそう。ブースとコンプレッサーでいずれかの最大騒音量が足を引っ張る。
また排気ユニットが大きい為にサイズも大型化する傾向に見える。
一方プロペラファンを使用しているは兎に角うるさい。
そのため、必要に合わせてプロペラ回転数を調節して排気と動作音を調節可能な物も多い。
反面でプロペラファンの場合は多少省スペース化が為されているように思う。プロペラファンユニットがペラいので、その分だけ。
ちなみに、互換ブースはプロペラファンで、排気能力は調節可能な一方で排気能力を上げると比例して騒音も大きくなる。
置けるなら(買えるなら)シロッコファン製品のほうが絶対いい。うるさいのは本当にうるさい。互換ブースもタミヤのパワーコンプレッサーの動作音と同等レベル。最大排気自には掃除機を全力モードで使用しているぐらいの騒音。
ネロブース型の製品を比べた中ではサイズ感でいえば36ブースが最もサイズ感に優れるように思う。騒音もカタログ値では”比較的”マシっぽい。購入検討時点での納期がいまいち都合に悪かった。無念。
ニトロブースはサイズ選択肢が豊富とういう点でメリットはありそうな点、供給力があるので他の製品と違ってほし時に買いやすい気配もある。
互換ブースもサイズ選択が豊富でやや安価。フレームにパネルを貼り付ける方式でモジュラー化しているので、必要に合わせて掃除による分解や壁や仕切り板も交換してしまえる。 パネル部品は公式からの供給もある。
意外とサイズの選択肢もある。
DIY系ではフリマで完成品や部品単位で購入可能であり、シロッコファン搭載品でも低価格で購入するなら一つの選択になり得るものの、実績のあるユーザーから購入する方が無難。
其の他ブース
排気能力と騒音にサイズ、さらには価格の総合バランスで製品の選択肢が多い。
エア塗装を室内でも行うなら可能な限り排気機能付きの塗装ブースを選んでおくのが無難。 自分も元はダンボールの簡易ブースでぶっ放していたものの、ブースに乗った塗料の揮発臭がヤバいので本能で理解できます。屋内でやるなら排気必須。
多様な製品があるものの、ぶっちゃけタミヤのツインファン仕様ブースでも排気能力は十分らしく、その点で言えば買える範囲でサイズ感が丁度良い製品を選べばよさそう。
一方でプロペラファン採用のOEM系塗装ブース製品は総じてうるさいらしいのはやはり明確に欠点かもしれない。
OEM系としてはよくあるプラスティッキーな見た目の塗装ブースがOEMだと思う。折りたためたりもするやつ。
収納系ファンブースは結局出し入れ面倒になって使わなくなりそうだし、折りたたんだところでさほど省スペースでもない。折り畳み以外の部分で購入検討すべきだと思う