エアブラシのハンドピースは何本あっても良いとされている。
メタリック用・水性用・クリア専用・サフ専用大口径……あるいは白専用もあってもいいかもしれない。
細吹き用や簡易メンテナンスなハンドピースも併用しても良い。
とはいえ格安ハンドピースをのぞけば美プラの一つや二つ……は無理か。
とはいえプラモキットは何個か買える価格であり、決して安くない。
……むしろ美プラって高いのでは?
ハンドピースをフリマで買う
ともかく安価で状態のいい個体、特に一定の評価のあるメーカー製品であればハンドピースはそうそう経年での劣化や痛みも大きな問題にはならないと思う。 クレオスやタミヤ製なら何年も同じハンドピースを使っているユーザーの声も見かけるし。
とくにクレオス製PS267で美品にして調子のよい個体の取得に成功している。
要するに味を占めたのだ!


かくして某フリマサイトにて画像の出品個体を購入することに。
エアテックス公式通販による定価では12,000円の製品で、説明の状態では特に問題が無いように見える。
大手通販では8,000円ほど。
また、出品者が他のフリマでも平行出品しており、塗装ブースをほぼ未使用で出品している事も判断要素とした。
製品のP-725Pは立ち位置としてクレオスやタミヤの定番品クラスと同等品クラスとして、
格安エアブラシや比較的安価な中価格帯にあるタミヤ販売のスパーマックス系エアブラシよりも立ち位置としては上位製品に当たると見ることも出来そう。これはもろたでガハハ!
コレは美品? クリーニング不足の個体

が、実際到着した個体の状態は非常に悪かった。
”ニードル曲がりもなく全体的にキレイな状態です。(使用に伴う汚れ程度)”ホモは噓つき。嘘つきはカマホモ野郎
これで……美品……?


フタは汚れているほか、カップ内も乾燥した塗料が広く残っている。
レバーを引くとレバーが戻らず、ニードルも可動しない固着状態になっていた他、レバー付近から塗料が内部に流れ込んでいる形跡もある。 肛門に比べれば確かにキレイだろう。オカマ野郎がよ
ニードルの固着をどうにかクリーナーで除去して分解してみれば曲がっていないのは事実らしい。
メンテナンスで改善
部品単位で不良が無く汚れだけならば安いし安いなりに諦めてメンテナンスをすればよいだけとも言える。
内部もだいぶ汚いにしても、支払い済みである以上はどうにか手当して使用できる状態に持っていきたい。

一応箱と一緒に出品されている為、分解図や部品名の説明書が付属していたのは大変ありがたかった。ありがとう出品者。
出品前にクリーニングしてくれるともっと嬉しかったな
分解クリーニング


分解してドブ付けを実施。クレオスのツールクリーナにジップロックで漬ける。
時間は一時間程度つけて中を確認、汚れが薄い部分はともかく溝や角といった溜まりやすい部分はこの程度では取れなかった。
より長時間漬ける必要がありそうだが、その間強力な溶剤を薄いパッケージにに入れておくのも不安なので切り上げ。筆でクリーニングを施した。

ニードルは鋭いので、単体でクリーニングしたほうが賢い気がする。袋に穴が開くし、怪我にも注意が必要。
ドブ漬け前にはゴムパッキン類の付属する部品をあらかじめ分離してドブ漬けを避けている。今回はエアバルブ周辺の部品については汚れていない様子だったためドブ漬けしていない。


また、ニードルOリングという部品も存在するがエアテックスはテフロン加工で耐溶剤性に優れているのが売りらしく今回はそれに甘える形で非分解のままドブ漬けを実施した。一度ぐらいはツールクリーナーにも耐えられるだろう。
一度ぐらい。この前オーナーはおそらく分解整備をしていないと見ている。出なければ恥ずかしげも無く汚れたままの出品はなされないし、内部の汚れも残っていないであろうからだ。一度ぐらい分解整備しておいてほしい
組み立て

部品は小さい為、紛失には気を付けること(1敗)
ゴムパッキン類の取り外しでは破損に注意する事(1敗)

ハンドピースは部品単位でのアフターサポートが手厚い製品ジャンルと言える。公式通販から部品単位での注文で取り寄せるこ都が出来るのが有難い。のだが小型部品の単価は数百円前後になるため、部品価格よりも送料が高いので非常に悔しい。
注文サービスの手数料や送料もかかるので仕方ないのだが。エアテックスは一万円以上で送料無料である。新品のハンドピースを買えと言われている気分になる。
ゴムパッキンの類についても取り寄せたが、一応時計用Oリングがアマゾン通販などで代替品として名前が挙がっている。
今回はレバープッシュメタルという部品。ダブルアクションハンドピースのボタン裏についている金具。

ノズルオーリングの取り付けが特に神経質にならざるを得ないポイント。外す時も付ける時も難しい。
取り寄せる理由も取り付け時に元の部品が断ち切れたから。

組み立て完了パーツを組み込んで組み立てた後、試しに水拭きしてレバー動作も問題が無くなっている事を確認。
最終的にこのメンテ作業に掛かった部品代や手間、溶剤を考えると合計金額としては7,000円近くなる。作業時間も仮に全国で最も低い最低賃金で考えても余裕で通販サイトにおける当製品の実売価格にたどり着く。
という言うわけでフリマの買い物には注意しましょう。
今回に限って言えばニードルが固着した汚れの酷いハンドピースの整備経験にはなったので良い勉強代としておく。
自分の使用ではここまでなったことが無い。
それはそれとして出品者に対して文句の一つや二つ言わせてほしい所だ。バカ野郎!