
概要
キット名:
30MM ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
RaD CC-2000 ORBITER ナイトフォール
価格:3,850円
30MLシリーズのうち30MMのラインで発売されたプラモデル。
アーマードコア6シリーズのプラモデルのうち固有登場機を再現した製品。
近年のHG系ガンプラに比べると可動域がやや硬くて狭い印象はあるものの、モールドによるデティールや情報量は緻密で、バンダイ製品らしく未塗装で組み上げただけでかなり満足度が高いのは流石
30MLシリーズは共通のジョイント口径(3mm穴と軸)で組み合わせ、ミキシングフレンドリーな方針で企画された商品シリーズだと思う。ただアーマードコアシリーズは同じアーマードコア系以外とはミキシングしにくいかも
同作品のキットで組み合わせる事でゲームと同じようなアセンブル体験ができる……かも
製作過程
実は以前に組み立て自体は済ましていたキット。
1―下処理(完了済み)

合わせ目消し等は簡易的にながら各所に施している。
(合わせ目消しの方法は瞬間接着剤で埋め込んでからヤスリでならすと言う手法を採用)
後で気づいたけどちゃんと消せてない合わせ目もいくつかある模様
2―下塗り


塗装については一旦下地塗装として暗めの色合いに調色した銀サフを全面に塗装、のちに装甲部分等を筆で塗っていく予定。
ここではガイアノーツのサーフェイサーEVOシルバーとメカサフヘビーをニコイチしたもで、希釈はガイアノーツの溶剤、メタリックマスター。
メタルメカグレーサフとでも名付けようか? 普通に二瓶を一つにしただけの簡単配合。
メカグレーにメタル粒子で光沢がつく。普通にこのままでもだいぶカッコイイ。
シタデルカラーの塗装を採用した理由には、他の水性系塗料であるアクリジョンとの使用感を比較したいと考えたから。前提として、入手性や価格についてはアクリジョンに軍配が上がりそうながら、いろいろ使ってみたいよね

3―筆でシタデル塗装




適当にフィーリングで塗る。基本的に色分けが多くない。塗料自体のテストも兼ねているからラフな気持ちで適当に塗っていく。
塗装で問題になるのが塗分けと配色。
ナイトフォールのゲーム中映像を、例えばアセンから引っ張っても良いと思うものの……光源による効果もあって意外と見本としにくい。
先行する作例や立体物、パッケージや説明書を参考にしつつ、なんとなくカッコ良さそうに塗り分けしていく。


使ったシタデルカラーはカラーセットにある物をベースに、一色だけゴールドを追加購入した物を利用。
ただ、シタデルカラーはどことなく混色後の長期保存にあまり向いていない気配があるので混色は避けたいかも。
ざっと塗っておわり。
完成写真


この後追加でスミ入れを実行。タミヤのエナメル塗料を利用
(シタデルにもすみ入れ向けの塗料が存在するものの、未所持の為不使用)


※機材と撮影設定の差で少しトーンが違う
キット評価と感想

作りやすさ―4/5
かなり組み立てやすい。未塗装での色分けは多くないがデティールもあって見栄え十分。むしろ塗装を考えるなら色分けは地味でもいいぐらいかもしれない。
とくにアーマードコアシリーズはユーザーが好きに組み合わせてカラーも変更できるので、色分けに主張はなくていい。
組み立てた後の軽い分解(手足と可動部の分離)も容易で同シリーズ間でのカスタマイズも簡単にできそう。
価格対評価―3.5/5
価格はベースのオービターに専用頭部パーツと武器セットと考えれば確かに文句なし。逆にオービターのヘッドパーツを内蔵してオールインワンにしてくれれば良いのに……と考えてしまう。
ガンプラのHGシリーズと比較するとやや可動が硬い(可動範囲が狭い)かもしれない。とはいえゲーム中の動きを考えれば十分そう。
一応版権モノになる? キットボリュームを考えれば税抜き3,500円は不満なしだが、消費税が憎い。
2026年04月現在は在庫が十分にあるらしく(定価税込3,850円)3,000円以下で購入できる事もある。コスパも最高
造形評価―5/5
文句なし。モールドが細かい。芸術的パーツ割、カッコイイ。ありがとうバンダイ
油断すると埋めたり削ったりしてしまいそう。本当にカッコイイ。ゲーム中ではTPS視点で後方から見ることが多い事もある。
じっくり眺められると想像以上に満足感があります。他の機体やパーツもドンドン販売してほしい……。
可動―3/5
ゲーム中の動きを考えれば十分と言えば十分。もう少し可動の幅があっても良さそうな気はする。
満点の稼働キットは?と聞かれると ”HG GQuuuuuuX”はひとつリファレンスとして挙げておきたいキットと言える。
クアックスは片足立ちできますから!
その他
キットの出来が大変良いので、今後も継続的にキット、パーツの充実を図って欲しいと思ってしまう
一方で30MLの公式配信や新製品スケジュールを考えると商品の展開速度等をふまえると、今後の展望はかなり気長に待つことになりそう。これは30MLの開発リソースが有限であることも念頭に大変忙しそう。コラボタイトルも増えているし
フロムソフトウェアとのコラボ製品としてはデモンエクスマキナが今後予定されている点やフロムソフトウェアとバンダイはゲームを共同開発するなど関係が深い。今後とも期待で、空力シュナイダーマンや大豊娘娘といった機体パーツはぜひ発売にこぎつけて欲しい!!
[ ЯE4D_M0ЯE ]
シタデルカラーについて
始めてシタデルカラーを使ったものの、アクリジョンを先に筆塗塗装してた経験もあってかなり使い心地は良かった印象。
しっかりと比較して塗っていないから、塗料ごとに何と言えるほどの見識はないもののシタデルカラーの塗料としての使いやすさについては好印象。そう、塗料としての使いやすさについては。
シタデルカラーの塗料容器、ポットは非常によくない。ほんとうに。
作業での不注意はもちろんとしても、このキットを塗装する中で三度ほど塗料容器がひっくり返り、内容物がどっぷりこぼれるという大惨事が発生。フタの性質がよくない。容器の形もひっくり返るとこぼれやすい形で本当によくない。
シタデルカラーは意外と高いのでダメージも大きい。使用にはご注意ください。
スミ入れについて
タミヤエナメルとエナメル溶剤を使用、これがまずかった。
部品が複数個所で劣化、崩壊が発生。とくにヘッドパーツが砕けた。他にも肩武器マウントの付け根も割れてました。
敗因はトップコートを事前に行ってなかったことが原因とみられそう。余分なスミ入れ塗料のふき取りでシタデルカラーがハゲてしまった箇所もかなり有る。リタッチも行っているが諦めた箇所もいくつか。
下地が銀混じりのグレーなので、多少ハゲたとしてもむしろウェザリングの塗装ハゲと言い張る事も出来なくはない。
ダメージ表現だから!
シタデルカラーには”シェイド”と分類された塗料があり、シャバシャバでウェザリングやスミ入れに使えるらしい。早めに買い増しします。