あらすじ
まことに小さな国が開花期を迎えようとしている
イエラグにライン生命の天文台が建造、研究員の一人がスパイ容疑で追われている中、この国で初めて天災が発生。
天災の支援として各国から援助が送られると同時に外交にて諸外国からの圧力も強まっていく。
自立した国家として諸外国との相対を目指すイェラグと圧力をかける諸外国による工作、初めて発生した天災の原因追及とて内で沸き起こる土台となる信仰の揺らぎ。
文明開化の道を突き進んでいくイェラグが直面する内外の課題はここにピークを迎える事となった。
感想-複数のストーリー軸
イェラグはイベント軸として前提イベントが二つ存在していて、今回はその続きに当たり、ライン生命(孤星)からの続きでもある。
イェラグの物語として、イェラグの文化、イエラグという国のテラにおける位置づけ、そしてテラという星が抱えている状況が今回のストーリーの軸になっている。
事前に読んでおくと良いだろう。
ついでに坂の上の雲をドラマ版でも良いので視聴して押さえておくとよい副読本になりそうである。
一等国を目指す途上にあるイェラグの歴史の体験者として、その新鮮さに高揚できる。
その高揚が分からなければ、この段階の歴史は分らない
ストーリー軸その1―仮想戦記としてのイェラグ文明開化
まず、イェラグという国について今回は特に深く掘り下げられたように感じる。
前回のイベントからこのところ描かれる事はイエラグという国が諸外国からの干渉を受けてしまう事は、それが国家として国際社会に対して自立した国家として認めさせるならついて回る必要な摩擦であり代償である、という事だろうか。
テラにおいて小国のイエラグが特に周辺国と渡り合って自立を守るためには多大な努力とリスク投資が必要となっているのは間違いない。テラの倫理観は近代ぐらいなので。


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国立国会図書館デジタルアーカイブ「日露戦役写真帖」9巻より
天災を契機に諸外国、とくにヴィクトリアという大国との瀬戸際の外交が始まる。
ビクトリアはモデルとなる国、言うまでも無くイギリスである。イギリスらしい大国仕草にまみれた外交、軍事でも経済でも圧力をかけていく。裏では工作員を送り込んで情報集はもちろん、物理的な破壊工作、殺人も厭わないムーブは容赦が無い。
一方でイェラグも面従腹背の態度で国内で軍備の増強を行うと同時に契約に対するちゃぶ台返しをやってのける。
イエラグが発展するための投資として、見返りの鉱山権益を狙うビクトリアとの対決は軍事衝突の気配まで見せる。
文字通りの砲艦外交と先んじて国内に戦闘能力のある人員を送り込んで実際に実力行使を行っているので割とドクズ悪い国家なのだが、ほとんどファンサ―ビスと言える黒騎士が圧倒的な暴力でそれを阻止している。
最終的には砲艦にたいして大砲、山岳の稜線ごしに砲弾を撃ち込むという方法をもって艦隊戦力の乏しいイエラグの回答がヴィクトリアに砲艦外交の不成立を悟らせて今回の衝突に事態の妥協が得られた。
技術力と工業生産力に乏しいイェラグはヴィクトリアに対抗するだけの艦隊が容易できるはずもない。
そこで大砲の射程に”砲艦外交”を引き込んでしまうという回答はなかなかアイデアと演出として鮮やかに感じる。
仮想戦記的を読んだような高揚感、読後感。もっとやってくれ!
イェラグはこの世界の文明の状態が原因とはいえだいぶタカ派の国家だと言える。
ハト派の国がそもそも存在しないが。
ストーリー軸その2―イェラグ信仰の本質
初めて天災が起きた事を一つの契機としてイェラグにおける文化の中心、宗教としてのイェラガンドが揺らいでいる。
イエラグにおける信仰の中心的な存在であるプラマ二クスは自体の解決を目指して”聖巡”を始める

イエラグの信仰にはイェラガンドという明確な信仰の対象が存在するとしている。
一方で、話が進んでいくうちに、その明確な信仰の対象としてのイェラガンドの存在の否定が行われてしまう。
信仰の教えが様々な逸話の寄せ集めであるとする長老の話はどこか仏教説話集を思い起こされるものの、特定の山と神が信仰の対象として存在している点は仏教とはやや差がありそうだ。
信仰の対象が存在すると同時に経典の本質は細やかな物語(外国からの伝承さえ)を土地の山岳や風説に結び付けた物と解釈している所に山岳信仰という感じがしなくもないが、イェラグの成立を踏まえるとさもありなん、かもしれない。
イエラグはそもそも巨獣(イェアラガンド)の存在が土地にあった。そこに人々が集まり国が生まれたのである。
やがて人々の中心であったイェアラガンドが去っていた。 ともすれば去ったあとに国をまとめる必要も経典を作る必要もあったという訳である。そして経典を作るにあたって人々の暮らしや諸外国から伝わる伝承も組み込まれていった。
というわけで、このイベントでイェラグのおこりと宗教の成立過程まで語られているのかも。
カズデル、ラテラーノに続いて文化と宗教の中核を掘り下げた形でもあるから対比してみるのも面白いかもしれない。
カズデルは原石、ラテラーノはなんかコンピュータっぽい奴、イェラグは土着の巨獣。このタイミングでアークナイツ世界が掘り下げられて行くことは物語の進行にあわせてユーザーに情報が与えられているという事でもありそう。
ストーリー軸その3―テラ文明の迎える事件
イエラグにライン生命が建設した天文台はテラ文明について重要な役割がある。
天測とセンサー類は重要な発見、天災の予測とあわせて空からの降下物体をとらえている。
掘り下げは次回以降のイベントになりそう。
星の鞘が破られて以降の出来事で、空から降ってきた……という点、エルフと共通する構成物質は隕石に生命の痕跡があるというような話としてありがち。他方、星の鞘が三体シリーズの低速ブラックホールのような存在だとしたら、意図して撃ち込まれたとすればそこに込められたメッセージは悪意しかないのである。
アークナイツ世界の宇宙が三体シリーズのような宇宙観だとすればゲームセット、テラ文明に生存の道はほとんどなさそうだが、三体シリーズを文脈に抱えている(と勝手に信じている)アークナイツではそれとは違う結論を見せて欲しい! つまり非常にたのしみ
攻略雑感

エネミー


基本的に今回はストレスの溜まる敵は多くないかった印象。
高防御低HPな傾向でギミックの固定ダメージや弱体で印象ほど硬くない。一方で油断するとギミックによって高台がイスビットとして起動、対応可能に適切な戦力を指し向けられないと言う事態もまま発生した。
大角のルルも安易にブロックすると大ダメージと強制移動で配置崩れや戦闘不能者が発生してしまう強敵だったが、意外とダメージの通りと体力が少ない事からブロック直後やブロック前に撃破してしまえる。
固定ダメージ(もしくは防御無視)の攻撃方法として元素ダメージや確定ダメージが存在しているが、特にヴィルトオーサの広範囲な弱体とダメージ拡散、mon3terのスキル3、ヴィヴィアナやユーの灼熱損傷がよく刺さる。
ヴィヴィアナは特に大角のルルを処理する事に大変有効だった。他に解法がありそう。でもヴィヴィアナがなんとなく好きなので積極的に使っている。
個人的にヴィヴィアナと異格ブレイズ、ユーの三名のセット運用が程よく快適に使えて良い感じ。
ブレイズのスキル3は弾薬で異格エクシアへHP回復支援も出来る。
ギミック
強制移動と固定ダメージ。上手に敵に押し付けて高防御系エネミーを破壊しよう! という形式で序盤は開始されるものの、どうせ”使わない、発動させない”方が良い形になるんでしょ? とうっすら予感が生まれる。
実際にEXステージではその通りになるのでなかなか度し難いもの、配置できな訳では無い範囲の配置制限ルールとしては面白い試みかも? あっても無くてもどうにかなるが、使うなり、使わないなりで配置プランが変わると言う点でいい塩梅かもしれない。
EXステージ

基本的にステージギミックが単純なので戦いやすい……が結局すこしEX8は苦労してしまった。
氷柱の落下地点がギミックの指定範囲内の場合、チャージが増加する点が問題。説明書を読みましょう。うるさい
右レーンの鹿はヴィヴィアナが完封できる。対空のほうが課題、左レーンは弱敵ながら数が多い。
しかしながらシナリオを読んだ後ではこのギミックの氷像実は巫女の遺体……?は不気味な代物ではないかと思ってしまう
ポスト現時点で未開放のステージがあるものの一旦くぎり。
余談

どうでもいいものの、作中背景でもイェラグの発展が描かれている。ヴィクトリア式の建物が輸入されていると作中でも語られている。
凄い。きちんとシナリオで言及されて、それに相当する背景イラストが用意されているという事が、それはそうだけどきちんとしてる。
アークナイツは建築や美術面でもかなりキチンとしているし、シナリオで言及がありってそれが今回のシナリオの文化流入や地域の発展という背景描写に沿っている。細部の神とはこういう話なのではないか?
それはそれとしてモダンな建築デザインはなかなかカッコイイと思う。古典的なヴィクトリア調というよりはもう少し後の感じの街並みではある。ニューヨークとかブルックリンあたりの。

スカウトは限定の取得に失敗した模様。デジタルコンテンツに天井課金は出来ません。正気なので
プラマ二クスは方陣術師。しかし方陣術師の運用は普段行っていない事もあって今一つ職分としての使い勝手が分からない事を踏まえると1プレイヤーとしてトレーニングが必要かもしれない。
主に統合戦略で初手招集で扱いに慣れると言うアークナイツ力のトレーニングをそのうちやっておく。