概要

キット名:フレームアームズ・ガール ドゥルガーI
価格:7,920円
コトブキヤの美プラ、フレームアームズ・ガールシリーズのひとつ。
コトブキヤのメカ系プラモデルフレームアームズのドルゥガーの擬人化だが、元を正直見たこと無い
甲冑騎士といった趣ながらむちっとした造形と前垂れ……もとい腰布、そして臀部が特徴。
クール系にみせつつ意外と表情豊かなフェイスパーツバリエーション。かわいい。
ランスやヘッドギア、アーマ類が西洋騎士甲冑を思わせつ、トサカや腰回りがどことなくギリシャやローマの甲冑っぽくもみせる。
デザインのミックスが良い。叡智だね。
製作
今回は制作過程の撮影はしていない。
ハンドパーツ以外は全塗装という形で完成を目指していた。
色選択と塗装
作例通りの色でそろえるのも一つとはいえ、どうせ全塗装なら色変えして見たいと思ってしまった。基本的な部分はエアブラシ、部分的に筆塗り、マスキングにはテープの他にマスキングゾル改を利用することに。

下地塗装に装甲メカパーツはグレーのサフ、肌や素体部分は白サフ。
肌色はガイアのキャラクターフレッシュ
装甲色については気になっていたプリズムブルーブラックを採用……。偏光してブルーに見えるメタリック塗料、艶消しでまた質感が変わるという触れ込みで、今回の最重要ポイント。白は白雪色とか適当に目についた物。

ゴールド色については説明書においてはクレオスのブルーゴールドが指定されていたものの、今回は部分塗装となるため筆塗も考慮した結果水性ホビーカラーで近似色を検討、結果としてスーパーファインゴールドを選択。
とくに、”ブルーゴールド”は通常の金色に対して赤色が抑えられている為、水性ホビーカラーでも赤身が控えめな塗料として”スーパーファインゴールド”を選択。
ゴールドの色をブルーゴールドの近似色にする理由はデカールとの色差を抑えるという意味もあったりする。
最終的な結果としては部分塗装として筆塗りし、はみ出た部分は拭いてしまえば良いという考えだったものの甘い考えだと思い知る結果に。 特に水性ホビーは筆塗りが非常にやりにくい。前垂れの黒ラインも筆塗りだが、正直に言えば失敗している。


基本塗装が塗終わった段階。


デカールの貼り付け、トップコートを施して完成とする。
頬にはタミヤのウェザリングマスターのピーチで色付けして見ると一気に生気が宿るような感じがある。ただの仏頂面がおすまし顔になる。かわいい。
完成画像


細かい反省点はあるものの、全体としてはまあまあ良い感じ!
30センチぐらい離れれば細かい線の揺れや色の境界は馴染んでしまう。都合のいいアングルで写真を撮ってレタッチすれば十分よく見えるのでは!?
反省点としてはトップコートの塗布に失敗した所だろう。デカールの保護も出来るだろうという目論見で実施した物の、デカール内の気泡が目立つ結果や環境条件が多湿だったらしく白化している個所も散見する結果となったのは無念。次に生かそう。

パソコンソフトを活用してレタッチしてしまえば多少の荒は隠せてしまう。突き詰めれば合わせ目消しや細かい表面処理を手抜いてもどうにかなる説。特に最近ではWindowsデフォルトの写真ソフトでもaiで編集が可能なぐらいだから
写真のレタッチには意見が分かれそうだが、完成品が優れていても照明やピント合わせが悪いと台無しという意味では撮影と処理は一つの技術と言えなくもない……とおもう。
キット評価と感想
ほぼ全塗装という形で作った為、制作期間はそれなりに時間がかかってしまった。
塗分けのマスキングを楽しようと不精すると余計時間を食う事になるのは反省点と言えそう。
あと水性ホビーは筆塗に向いていない説。
組み立て途中でもドルゥガーⅠの姿態が堪能できるので楽しい。武装モードを完成系としてしまうなら後からは見えなくなる部分も多いが、見えなくても組み立て途中でヘソやら臀部の造形は楽しめます。
作りやすさ―3/5
特別組み立てが難しいという事は無いものの、最近最新のキットに比べるとやや組み立て難さを感じなくもない。
パーツではエッジの立っている物はそこそこ鋭いので注意が必要。髪の毛とか。ちくちく刺さるので組み換えで作業で刺さりがち。
とくに気になったのは頭部パーツと胴体の接続部分。要するに首の軸部分。引き起こして広く可動出来る触れ込みで、左右と前後への可動が出来る様になっているが、前後可動の為の部分がやや欠点。
頭部を差し込むだけで胴体内部で部品の組み合わせが外れて脱落してしまう事があった。押し込む力で軸が逃げてしまうだけの空間がある為で、対処としてランナーから板状に切り出して埋め込んで対策した。
後発のキット(スティレットswimsuit)では胴体内部の首回りの接続形状が違っているが、そちらの方が扱いやすい。
改善なのか、キット事に思想が違うのかは不明。
価格対評価―4/5
発売時期から言えばやや古めのキットでもあるから、実勢価格は低下に比べると落ち着いている。
部品数のボリューム感から言うとかなり満足感はある。
最新の新しいキットやコトブキヤの割引クーポンで目が肥えてしまうと定価ではやや割高感も感じるかもしれない
基本的に私個人の取得価格からの評価としては、特にフリマで箱の印刷焼けの痛み有品として購入したこともあって感覚的にはかなりの満足度。素体の造形も好きなので。
造形評価―4/5
太ももやお腹が叡智。もっとも武装モードだとお腹は見えなくなる。組み立てる時に堪能しておきましょう。
アーマ類も豊富、素組でもクリアパーツの発色も良いから満足度は高いと思う。
何となく紫と白に黄色に赤というカラーセットのうち紫を色替えの対象として全体の塗装をクリアパーツ以外に施したものの、全体としては素組でも気品ある雰囲気になりそう。
とくに兜のトサカや腰回りのデザインが良い。古代の鎧と中世前後の鎧のミックスデザイン、古代の鎧は意外と軽装なのが美プラに持ち込むデザインとして相性が良いのだと思う。えっち
可動―2/5
素体モードではそれなりに可動の余地はありそう。
一方で武装モードは肩アーマーと髪の毛、兜がそれぞれ干渉するのでフル装備での可動余地はあまり広くない印象。
髪の毛の横髪もあってやや複雑な首関節の構造に対する可動余地もあまり広くない。
可動という点では決して広い可動範囲の美プラではない印象。 もっとも、プロポーションから動かさなくても十分映える。
とくに塗装したならば剥げる事もあるのでガシガシ可動させる理由もあまりない。
全体として、塗装まで含めるとやや大変なものの、デザインのまとまりは結構好みで良かった。
腰回りの肌と布のチラリズムとか最高なのでおススメ!